2019/8/15

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認知症の症状

認知症ケアで大切なこと 接し方のポイントはコレ!

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認知症ケアで大切なことは、認知症の方の気持ちや身体状況を知ることです。短期記憶があいまいになると、今の状況を理解できずどうしてこうなるのか?の不安がつきまといます。思い通りにいかないうえに、介護者に「ダメ!」と言われる。記憶はいつしかタイムリープしはじめる。そんな認知症のかたの接し方のポイントを紹介します。

不安があると前に進めない

不安はこれからの自分がどうなるかわからないときに抱く感情です。
見えなくなったらどうしよう、大切にしてもらえなくなったらどうしようと、空想の世界が広がり不安を抱きます。

若いころなら、不安を解消するための行動を起こすこともできますが、高齢となり思うように体か動かず疲れやすくなると、不安な思いだけが大きくなってしまいます。

認知症の方の接し方のポイントは、その不安をどの程度理解できるかで決まるということになります。

わかってもらえない不安

高齢になると白内障や緑内障といった、視覚に障害を持ちやすくなります。

昔はくっきりと見えていた視界が、ぼんやり見えたり見えにくい部分があったりすると、生活に不自由を感じ不安になります。

それは以前に比べ見えづらいのであって、全盲になり見えないわけではありませんが、認知症の方にとっては「見えません」という表現になってしまいます。

介護者にすると、「好きなものは手に取って食べている」「見えているじゃないか」となるわけです。

「甘えているんだ」「自分で出来ることは、自分でしなさい」と思うのは、もっともなことでもあります。

しかしこのようなときは、視界が真っ暗なのではなく、こころが真っ暗な状態なのだということを理解しましょう。

疎外される不安

認知症になると、ごく最近の記憶があいまいになります。
ご飯を食べたかどうかを忘れる、財布の置き場所を忘れる、予定を忘れるなど様々です。

わからないことが増え、できないことが増える。
家族や周囲の人たちは、認知症の人をあてにしなくなります。

今まで「お父さん」「お母さん」と頼りにされ、家族を支えてきたはずなのに、いつしか自分の知らないところで、いろんなことが決められていく。

疎外された思いは、自分を守るために防衛反応に変化していきます。
財布が見つからない時は、誰かがとったのだと思い込むようになっていくのです。

さびしい思いが、不安を膨らませていることを理解しましょう。

ダメ!を言わずに選択肢を増やす

介護者にとって、大切な家族であっても介護施設に入所する方であっても、認知症によって対応が増えるとストレスや不満になっていきます。

訴えが多い時のダメ!

介護施設に入所する利用者さんが、職員に「目薬をしてほしい」「体が痛い」「薬をのんだのか」などを、次から次へと訴える場合があります。

短期記憶があいまいになるというのは、さっき行った自分の行動を忘れるということです。

訴えが重なると介護者は、苛立って認知症の方の行動を制してしまいがちですが、それはさらなる問題を発展させてしまいます。

訴えが多いときは、注目してほしいという欲求が隠れていることが多いものです。

体に感じる不調から不安を持ち始め、その不安を「○○してほしい」という欲求の形で現します。

たとえば、一日2~3回体に塗る痛み止めの軟膏があり「体が痛いから、薬を塗ってほしい」と何度も訴えたとします。

日に何度も訴えるので「この薬は3回までだよ」とダメを言った場合、訴えは違うものに変わります。
頻回なトイレであったり、目薬の点眼を何度も要求することだったりと変化します。

訴えが多い時のケアのポイント

このようなときは「今日は3回痛み止めの薬を塗ったから、違う薬を塗っておくね」と断って、保湿剤を塗ってみてください。
そして、「他に薬を塗っておくところはある?」と聞いてみましょう。

介護者にすると、これ以上やること増やすなんて・・とストレスになるかもしれませんが、訴えは必ず少なくなります。

日に7回の訴えが5回になり、そのうち1回だけになります。

「体が痛いんだね」「痩せているから、節々が痛くなるのかな」「ご飯を食べると元気がでるよ」と声かけを多くすると、訴えは必要なことだけになっていくのです。

自分の体の不調を訴えたとき対応してもらえるのだ、という安心感が持てるようになると、自然と訴えが少なくなるのです。

3回以上の軟膏が塗れないのであれば、他のもので代用することを考えてみましょう。

介護施設の利用者さんで、訴えが多く介護職員たちの対応がダメを強調するケアをしていた時は、その訴えが夜間に多く対応に困っていました。

しかし、この対応で訴えがなくなりました。頻回になっていたナースコールも今はありません。

まとめ

認知症の方のケアで大切なことは、その方の不安を知るということです。
わからないことが増え、できないことが増える。

その不安な気持ちを持っていることを知るとケアの方法が変わります。
わがままに見えるその行動には、不安がたくさんあるということを知っておきましょう。

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