2019/8/15

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高齢者の特徴

高齢者で熱が上がったり下がったりする時の対応

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高齢者で熱が上がったり下がったりする

おばあちゃん、昨日の夜は39度もあったんだけど、今朝は37度まで下がったのよ。なんだか心配・・

すぐに病院に行った方がいいのかしらねぇ・・

高齢者の方で、夕方から高熱が出ていたのに朝方に熱が下がることがありませんか。

 ご家庭では、どのような対応をしたらよいのでしょうか。

高齢者施設で、利用者の方が熱が上がったり下がったりしたときの対応を参考にしてみてください。

『熱が上がったり下がったり』の対応

高齢になると抵抗力がなくなって、発熱することが増えるようになります。

そんなとき、高齢者施設で行っている対応は

  • 『うつ熱』を確かめる
  • 水分を補給する
  • 測った体温を記録する
  • 体を冷やす
  • 主治医に連絡する

2日程度様子を見て、熱が上がったり下がったりするときは、主治医に連絡をして診てもらいます。

まずは『うつ熱』を確かめる 

熱を測って体温が高い時は、はじめに『うつ熱』ではないかを確かめます。

『うつ熱』というのは、こもり熱のことで重ね着のし過ぎや布団のかけ過ぎで、熱が体にこもってしまうことです。

『うつ熱』の場合は、手足も同時に熱くなっています。

『うつ熱』を疑ったときは、衣類を薄着にしたり寝具の掛物を薄くしていきます。

おばあちゃん、夏でも厚着してるから少し薄手の洋服にしてもらった方がいいわね。

水分を補給する

熱があるときは「水分量が少なくなっていないか」ということも、確かめてみましょう。

水分が摂れていないときは、こまめに水分を飲んでもらいます。

介護施設では、スポーツ飲料を倍の濃度に薄めて提供しています。

市販のスポーツ飲料は、飲みやすくするため糖分が高く塩分が少なめです。

薄めたスポーツ飲料に、一つまみ程度の少ない塩を加えると体内の吸収率が高くなります。

スポーツ飲料を薄めてもいいのね!

測った体温をメモする

熱が上がったり下がったりしたときは、体温を測った時にメモしておきましょう。

場合によっては受診することになりますので、医師に伝える時に役立ちます。

食後は体温が高くなりやすいので食前に測り、就寝前にも測っておきます。

体温は、活動量の多い日中から夕方にかけ上昇し、寝ている間に下がってきます。

平熱は個人差がありますし、高齢の方はやや体温が低めです。

平熱を知っていると、発熱したときの体温との比較がしやすいので、概ねの平熱を知っておくとよいです。

小まめに熱を測ったら、メモしておくと病院に行くときは役に立ちそうね。

体を冷やす

体の深部を冷やすために、クーリングと言って冷やす行為を行います。

近年はクーリングの効果は不明であるともいわれていますが、介護施設では殆どがはじめの対応として行います。

38度以上の熱があると頭や脇の下、足の付け根に、アイスノンをタオルで包んだものや水枕で体を冷やします。

体が熱くなるから、冷やして楽にしてあげたいものね。

高齢者施設で多い 熱の原因

高齢者施設で、熱が上がったり下がったりする原因の多くは

  • 誤嚥性肺炎
  • 細菌感染症(尿路感染症など)です。

発熱が2日以上続くと医師へ連絡をとり、抗生剤や解熱薬が処方されます。

誤嚥性肺炎については、過去記事に記載をしていますので、よろしければそちらもご覧ください。

肺炎で食事をとる!自宅療養のときの食事方法

知っておくと目安になる CRP値

血液検査が行われると、CRP値で体内の炎症があると診断されます。

 CRP値  正常値は0.3mg/dL以下。

  軽度    0.4~2.0   mg/dL   

  中度    2.0~15.0   mg/dL   

  重度    15.0~20.0 mg/dL 

ちなみに、尿路感染症のある利用者さんのCRP値は7.1でした。

日常生活で観察すること

発熱があるというのは、なにかしらの体のサインです。

症状が出る前にも、小さなサインを出しています。

いつもとちょっと違うこんなサインに気を付けましょう。

  • 食事を残すことが多くなっている
  • 疲れやすくうたた寝することが増えている
  • 尿の量が減っている(尿に異臭がする)

 

そして、熱が上がったり下がったりするときは、2日程度様子をみて症状が続くときは受診しましょう。

 

さいごにお伝えしたいのは、熱が下がった時は出来るだけ離床してもらうことをおすすめします。

一日中寝て過ごすと、関節が硬くなってしまいます。

硬くなった関節を動かすととても痛いので、食事や排泄は出来るだけ離床した方がいいと思います。

 

まとめ

高齢者の方で、熱が上がったり下がったりするときは

  • 『うつ熱』を確かめる
  • 水分を補給する
  • 測った体温を記録する
  • 体を冷やす
  • 主治医に連絡する(受診する)

このような対応をしてみてくださいね。

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