2019/8/15

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【介護の食事】介助の注意点とポイントを紹介

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高齢者に介護が必要になると、徐々に食事の介助も必要となっていきます。本来、楽しみである食事が介助の方法によって、苦痛になってしまうこともあります。介助をするときの注意点をおさえて、楽しく食事をしていただくためのポイントを公開します。

食事をするために最も必要なことが安全です。
安全に食べることができ、そして苦痛を感じない食事であることが必要です。
そのうえで、「おいしい」「食事がたのしみ」と思える介助を行っていきましょう。

食事の介助で誤嚥に注意するポイント

食事をして咳き込んだりむせることを誤嚥(ごえん)といいます。
高齢になると筋肉の力が衰えて、舌や喉の筋肉がうまく動かなくなります。

高齢者の食事で注意が必要なのが誤嚥です。
飲み込んだ食事が食道に行かず気管に入ってしまうと、危険な状態をまねきますので注意点をおさえておきましょう。

食事の前に環境を整える

食事をする前に、食べやすくなる環境を整えてみましょう。

  • 食事前に排泄を済ませる
  • テレビを消し食事に集中できるような音楽を流す
  • 食事の前に水分補給をする

食事前に少し会話をすると、唾液が出て食事がしやすくなります。

食事をするときの姿勢

介助して食事をする場合の姿勢は、自力で食べるときの姿勢と同じです。

引用元:helpal.jp

ベッド上で食事をする姿勢

  • 足の下にクッションを置く(体がずれないようにする)
  • 背もたれの角度は30度~60度(できれば80度くらいまで)
  • 腰を浮かせない
  • 頭の後ろにクッションを置く(前屈した姿勢にする)

椅子に座って食事をする姿勢

  • かかとが床につく
  • 椅子に深く腰掛ける
  • 背もたれにクッションを置く(前屈した姿勢にする)
  • テーブルの高さは肘を置いて90度くらい

食事をするときのポイントは、体がやや前屈みで安定した姿勢になることです。
椅子に座った状態で左右に傾く方もいますから、クッションなどを挟んで姿勢を正しましょう。

食事介助するときの介助者の注意点

介助者が注意する点は、介助をするときの位置にあります。

  • 並んで座る
  • 目線の高さで介助する
  • 食事を口に入れるときの角度
  • 適量を一口ずつ介助する

並んで座る

食事介助の基本の位置は、横に並んで座ります。
対面して介助をすると、じっと見られているようで落ち着きません。
麻痺のある方は、麻痺のないほうから介助しましょう。

目線の高さで介助する

介助者が横に並んでも、立った状態で介助をすると高齢者の方は上を向いて食事をすることになり、気管に入りやすくなります。

食事を口に入れるときの角度

スプーンを口の正面から真っすぐ入れ、食事を舌の中央に置きます。
スプーンは斜め上方向にゆっくりひきます。
高齢者の方は、これから食事が口に入る確認ができます。

適量を少しずつ介助する

一般にスプーンの2/3程度の量で介助しますが、スプーンの大きさによっても違いますし、その方の飲み込む能力でも一口の量は異なります。
少なめに介助しながら、調整しましょう。

介助者のポイントは、目線の高さで介助することです。
食事中の変化にも気付けるよう配慮しましょう。

また、食事中の会話が多いと食事に集中できなくなりますから、メニューの説明をすることや「おいしですね」などの声掛けに留めておきましょう。

食べやすい食品 と食べにくい食品

介護される方のために、専用に食事を作る場合は少ないものです。
そのため、高齢者の方には食べにくい食品も含まれることがあります。

食事を介助するときには、食べにくいものがある場合は、形状を変えてみる必要もあります。

高齢者が食べやすい食品

食べやすい食品には次のようなものがあります。

おかゆ状・・・・・おかゆ・パン粥

乳化されたもの・・ヨーグルト・アイスクリーム

ポタージュ状・・・ポタージュ・カレー・シチュー

とろろ・・・・・・すりおろしたとろろ

ゼリーやプリン状・水羊羹・煮凝り・卵豆腐・茶碗蒸し

ミンチ状・・・・・つみれ・つくね・ハンバーグ

柔らかく、ツルンと喉を通るようなもんが食べやすい食品です。

高齢者が食べにくい食品

では、食べにくい食品にはどのようなものがあるでしょう。

硬い生野菜・・・・きゅうり・キャベツ・レタス

繊維が残るもの・・ふき・ごぼう・たけのこ・もやし・水菜・パイン

スポンジ状・・・・がんも・凍り豆腐・はんぺん

酸味の強いもの・・酢の物・酢みそ・柑橘類

噛みにくいもの・・ハム・かまぼこ・フライ・肉・りんご・梨

まとまりにくい・・蒸かし芋・そぼろ・チャーハン・焼き魚

詰まりやすい・・・のり・ワカメ・こんにゃく・餅

喉に流れやすい・・水・お茶・みそ汁

同じ食品でも調理の方法を変えたり、形状を変えることで食べやすくなります。
魚は焼き魚にすると、パサついて口の中でまとまりにくくなりますが、煮魚にすると食べやすくなります。

食事介助するときの介護食の種類

食べやすいものばかり食べていると、栄養に偏りができますから、食事の形状を変えて食べて頂きましょう。

介護食の種類

介護食は、その方の嚥下する能力に合わせて形状を変えていきます。

きざみ食

義歯が合わなくなってきたり歯が抜け落ちてくると、噛む力が弱くなります。
そのような方には、きざみ食を提供しましょう。
きざみの状態も、一口大粗きざみみじん切りと大きさを変えていきます。

食べ物は、口の中で砕いたあと少しまとめてから喉に通します。
いきなりみじん切りしてしまうと、口の中でばらけてしまい飲み込みづらくなります。
みじん切りにする必要がある時は、片栗粉などで少しとろみをつけ飲み込みやすい形状にして提供しましょう。

ソフト食

義歯が合わなくなり着用をやめてしまうと、歯茎だけで食事を噛むことになります。
そのような方には、ソフト食を提供しましょう。
柔らかく煮たものや、一度ミキサーにかけてから固める食事です。

ソフト食で野菜を料理する場合は、口の中に残りやすい皮を剥くことで食べやすくなます。
また、繊維に対して直角に切って煮ることで、更に柔らかく煮ることができます。

肉料理では、少し脂身のあった方が喉で溶け飲み込みやすくなります。

ミキサー食

ほとんど噛まずに飲み込んでしまう方には、ミキサー食を提供しましょう。
食べ物をミキサーにかけて、ポタージュ状にしたものがミキサー食です。

食品をミキサーにかけると水分の少ないものは、粘土状になってしまいますから、少し水分を加えてミキサーにかけます。

あまり水分を加えすぎると、食事を口の中で固めにくくしてしまうので、ゆるくなり過ぎないようにしましょう。

煮物などをミキサーにかけるとき、全ての食材を同時にミキサーにかけてしまいがちです。
しかし、見ためにも食欲のわくものではないため、せめて人参の1品だけでも別にミキサーにかけ色合いを持たせてみましょう。

さいごに

介護で食事を介助するときは、食事の摂取量が減り始めている時です。
食べて欲しいという思いから無理強いしてしまうと、楽しいはずの食事が苦痛になってしまいます。

食事をはじめる前に、コミュニケーションをとると気持ちがリラックスできますから、食の進みも良くなります。

食事介助という技術を身に着け、さらに「おいしい」と言っていただける工夫もしていきましょう。

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