※アフィリエイト広告を利用しています。

介護の便の拭き方を知ってグ~ンと楽になる

介護 お役立ち情報

介護者にとって、オムツ交換をスムーズに行えると、介護がグ~ンと楽になります。特に便失禁のときに便の素早い拭き方を知っていたら、それは介護される方にとっても負担が少なくなりますよ。試して頂きたい便の拭き方をご紹介します。

スポンサーリンク

便の拭き方のコツ

便の拭き方のコツは、素早く便を拭き取ることにつきます。

便の状態は、殆どが柔らかい状態か泥状のことが多いものです。

また、便の量によって介助の手間に違いがあります。

介護士
介護士

便が泥どろして流れてくるの。前にも後ろにも便がついてしまって、交換がとっても大変。こんな時は、どうしたらいいのかしら。

介護士
介護士

ちょっと手荒だけど、

オムツで拭き取りながら便を閉じ込めちゃうと簡単ですよ。

本来は、トイレットペーパーで一旦便を拭き取ってから、ぬるま湯で洗い流すのが良い方法です。

しかし、泥状の便の場合は、オムツを開いた状態で便が流れてしまいます。

多少手荒ではありますが、オムツの中に入れてあるパッドやオムツで大まかに拭き取りましょう。

まずは、便が流れてシーツなどを汚さないために、吸水シートをお尻の下に敷いてから始めます。

介護士
介護士

吸水シートを敷いてから始めるのね!

介護士
介護士

出来れば吸水シートが良いですが、
代用で数枚重ねた新聞紙を使ってもいいです。

便の汚れをパッドやオムツで拭き取る

仰向けの状態でオムツを開き、パッドやオムツで大まかに拭き取ります。

とりあえず前面の便の汚れを拭き取っていきましょう。

便の量が多い時は、パッドを抜き取ってしまいオムツで拭き取ります。

ゆっくりと丁寧に、一度で拭き取るつもりで行いましょう。

介護士
介護士

ちょっと乱暴な気もするけど、

ここは手早くやっちゃった方が、交換される人にもいいと思うわ。

便で汚れた部分を封じ込める

便で汚れた部分は、パッドやオムツで便を挟むようにして、お尻の下の方へ差し入れるようにします。

膝を開いた状態で、お尻の下に差し込みます。

便で気持ちが悪いと、汚れた局部を触ってしまうことがあるので、便を封じこめていきましょう。

介護士
介護士

拭き取った便を、

オムツで閉じ込めながらお尻の下に差し込むのね。

一度で拭き取れなかったとき

泥状の便は、一度で大まかに拭き取ることも難しくなるので、トイレットペーパーで再度拭き取ります。

トイレットペーパーの汚れた面を下にして、お尻に差し込んだオムツの上に重ねていきます。

トイレットペーパーにお尻ふきを重ねて使うと、拭き取りやすくなります。

手早く交換を行うためには、汚れたものを1ヶ所に集めてしまう方が効率的です。

介護士
介護士

オムツで拭き取れなかった便は、

トイレットペーパーにお尻ふきを重ねて拭き取ってね。

お尻の便を拭き取る

前の部分の便が概ね拭き取れたら、横になってもらいお尻の部分を拭き取ります。

この時も、パッドやオムツで大まかに拭き取ります。

お尻の便が拭き取れたら、パッドやオムツを外します。

便を包み込むように丸めて、用意した新聞紙の上に置きます。

介護士
介護士

前の便を大まかに拭き取ったら、今度はお尻の部分ね。

便の汚れを洗い落とす

便の汚れを大まかに拭き取ったら、次にきれいに洗って清潔にしましょう。

局部をタオルで囲む

お尻の下に敷いておいた吸水シートの上で、局部を洗います。

お湯で洗うとき、衣類をお湯で濡らさないためにお腹の上にタオルを置きます。

清拭用の乾いたタオルを、局部を囲みU字(逆さになったU字)になるよう土手を作ります。

腹部にタオルを置くだけでも良いのですが、局部を囲むことで横にお湯が流れるのを防ぎます。

介護士
介護士

お腹に清拭タオルを置いて、

お湯があちこち流れないようにすると、あまり体を濡らさなくていいのよ。

局部を洗うときは少量の石鹸を使う

人肌のお湯をボトルに用意して局部を洗います。

石鹸を使用するときは、極少量にします。

石鹸が残っていると、乾燥した肌に刺激を与えかぶれるので注意しましょう。

前面が洗えたら、清拭タオルで押さえるように拭き取ります。

横になってもらい、お尻も洗います。

横になってもらうときは、背中にクッションを挟めておくと介護者が両手を離しても、体は横になったままでいることが出来ます。

介護士
介護士

石鹸は少しでいいのね。

背中にクッションを置けば両手を使って素早くできそう!

新しいオムツに交換する

体が横になった状態で、防水シーツを丸めながら新しいオムツをお尻に挟んでいきます。

介護士
介護士

便を拭き取る時は、

便が表面に出ないように閉じ込めるのがポイントよ!

便の拭き方を手早くする準備

オムツ交換の時に便臭があったら、手早くするために用品を揃えてから交換しましょう。

  1. オムツとパッド
  2. 新聞紙
  3. 吸水シート
  4. トイレットペーパーやお尻ふき
  5. バケツのお湯
  6. 局部を洗うためのボトル
  7. 清拭用タオル

汚物を包む新聞紙

オムツ交換の時は、殆どがベッド上で行います。

床の上に2.3枚新聞紙を重ねて、便で汚れてしまったオムツやパッドなどを置いて、最後に丸めて片付けましょう。

便を丸めたオムツを更に新聞紙でくるむことで、臭いの発生を抑えます。

臭いを閉じ込める包み方

新聞の辺の短い方を自分の手前に置きます。(縦長に置く)

一番手前の中央にオムツを置きます。

オムツを新聞で丸め込みながら包みます。

残り20cmぐらいになったら、左右の新聞を上に畳むように折ります。

残りの20cmの部分を、左右の上に畳んだ部分に差し込みます。

※大きいオムツのL、LLサイズは、できるだけ小さくして丸めるか、新聞を重ねて少しずらし横幅を広げます。

便の拭き方で気をつけたいこと

寝た状態でオムツの中の便を拭くときに、気をつけたいことは声かけと羞恥心の配慮や皮膚の状態の観察です。

  1. 声をかける
  2. 羞恥心に配慮する
  3. 皮膚の状態を観察する
  4. 終わった後は換気をする

1.声をかける

便を拭きとる時は、皮膚を擦ったりお湯をかけて洗うことになります。

介護される方に、これから何をするのかを、その都度声をかけていきましょう。

「オムツの交換をしますね」

「洗いますよ」

「横をむきますよ」など、次の動作がわかると介護される方は安心できます。

2.羞恥心に配慮する

局部の検診などを受けることがあると分かりますが、胸にバスタオルを一枚かけるだけで、随分と気が楽になります。

体の中で人に見られると恥ずかしいと思うところなので、タオル一枚のやさしさはとっても安心できます。

おすすめ記事
羞恥心!介護士に勧めたい『タオルエチケット』

3.皮膚の状態を観察する

便を拭きとったら、お尻の皮膚の状態を観察していきましょう。

お尻は、床ずれができやすい部分なので、皮膚に赤くなっているところがないか見ていきましょう。

4.終わった後は換気をする

便を拭きとってオムツを交換したら、窓を開けて換気をしましょう。

臭いは慣れてしまうと臭覚が鈍くなりますが、お部屋の中に臭いの菌がついてしまいます。

できるだけ、外気を入れて換気をすることをおすすめします。

排便コントロールで介護は楽になる

便失禁が続いているときは、排便のコントロールを見直しましょう。

トイレやポータブルトイレで排泄できるときは、できるだけ座った状態で排泄できるようにしていきます。

また、腸を動かすようなマッサージをしたり、排泄のときに肛門の周りを押して刺激すると排便が出やすくなります。


おすすめ記事
介護士を悩ませる排便コントロール 介護士もスッキリその方法とは

まとめ

便の拭き取りは、介護されている方にとっても介護者にとっても、とても負担になることです。

介護でオムツに便をしていたら、手早く拭き取ってオムツを交換しましょう。

手早く拭き取るには、おおまかな汚れはオムツで拭き取り、便を包み込んでしまいます。

使うものを準備しておくと、慌てずに交換できます。

汚物は新聞に丸めて包み臭いを閉じ込めます。

声かけや羞恥心にも気をつけて、便を拭きとっていきましょう。



便が多いときに便利な使い捨て防水シーツ

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました