2019/8/15

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高齢者の特徴

お尻 の『床ずれ』どう治す?自宅で出来る対処方法

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寝たきりの高齢者や、座りっぱなしの高齢者の方で「あれ?お尻が赤い!」と思ったらそれは『床ずれ』のサインかもしれません。医師にすぐに相談できないときは、スキンケアやこまめな体位交換が必要です。お尻に『床ずれ』のサインがあった時に、自宅で出来る対処方法を紹介します。

お尻に『床ずれ』 出来たらどうするの?

短時間で出来てしまうお尻の『床ずれ』。

お尻が赤みを帯びてからでも、元に戻るまで1~2週間かかることもあります。

すぐに医療関係者に相談できないときは、スキンケアや体位交換をこまめに行い様子を観察していきましょう。

介護施設で行っている、尻に『床ずれ』が出来たときの方法を紹介します。

 

スキンケア

皮膚がまだ赤いだけの状態なら、石鹸や洗浄剤を使って皮膚を清潔にします。

洗浄剤は高齢者の場合、皮脂量の減少の少ない弱酸性の洗浄剤を使用しましょう。

グローブをつけて、泡立てこすらないように洗います。

泡立てることでクッションの役目をもち、洗浄剤の残量が少なくなります。

洗いすぎると、皮膚のバリア機能を低下させるので一日に1回程度にします。

清潔にしたら保湿するために、撥水性のクリームを塗ります。

 

皮膚がむけてしまった時は、皮膚の中に洗浄剤が入り込んで洗い流しづらくなるので、洗浄剤を使いません。

水道水または生理食塩水だけで洗浄します。

汚染のあった時は、周囲の皮膚だけ洗浄剤を使い洗いましょう。

 

ドレッシング材を使う

お尻に『床ずれ』で皮膚がむけてしまったら、ドレッシング材を使う方法もあります。

ラップのようなフェルムで出来ていて、皮膚にピッタリと密着します。

患部から出る浸出液には、タンパク質などが含まれ傷を回復させようとしています。

フェルムで覆いその回復作用を利用する方法です。

1枚タイプのものや、ロール状のフィルムをカットして使うものがあります。

サイズや長さで値段に違いがあり、3,000円くらいからあります。

『床ずれ』ができやすいときは、用意しておくと便利です。

 

体位交換

お尻の皮膚の圧力を分散させるために、定期的に体位交換を行います。

2時間おき程度に体の向きを変えて、お尻の皮膚に力がかからないようします。

エアーマットを使用しているときも、4時間を超えない程度に体の向きを変えます。

 

摩擦に注意する

おむつ交換やシーツ交換などのときは、皮膚をこすったりしないように注意します。

おむつを引っ張たりして皮膚をこすらない。

また、シーツにしわがあるとデコボコで皮膚を圧迫します。

 

経過を観察する

医療関係者に相談するまでの間に、次のようなことを観察し記録しておきましょう。

  • いつ頃から、お尻の皮膚が赤くなっているのか
  • 食事や水分はどれぐらい摂れているか
  • 体温なども確認します

お尻に『床ずれ』ができるサイン

お尻に床ずれが出来て悪化すると、治るまでに時間がかかります。

早い段階でお尻の『床ずれ』を見つけることが大切です。

 

『床ずれ』ができるサイン

皮膚が赤くなってきたら、それは『床ずれ』のサインです。

赤くなっている部分を3秒ほど軽く押してみましょう。

押したあと白くなると炎症ですが、赤いままだと『床ずれ』の可能性があります。

 

『床ずれ』は段階を踏んで進行する

  1. 皮膚が赤くなる
  2. 赤みが続く
  3. 水疱ができる
  4. 肌がくぼむ
  5. 皮膚がむける
  6. 皮膚や脂肪が腐る
  7. 潰瘍ができる
  8. 骨が腐る    

 

 

皮膚に赤い部分を見つけたら

『床ずれ』は悪化すると、完治までに大変な期間のケアが必要になりますから、赤い部分を見つけたらすぐに『床ずれ』のケアを行いましょう。

そもそも『床ずれ』ってなに?

『床ずれ』とは、皮膚が長時間圧迫され続け、血流が悪くなることによって、皮膚に酸素や栄養がいきわたらず皮膚組織が死んでしまった状態です。

始めは皮膚が赤くなりはじめ、その状態が続くと水疱ができて出血したりします。

そして、肌がくぼみ皮膚がむけ腐り始めます。

状態を放置するとすぐに悪化しますので、医師に相談し適切な処方をしてもらいましょう。

どんなとき、お尻に『床ずれ』ができるの?

画像引用元:taa-ot. com

 お尻に『床ずれ』が出来るのは、高齢者だけではありません。

自転車の固いサドルに腰かけていて、お尻が痛くなることもありますし、長時間座りっぱなしでも、お尻が痛くなります。

皮膚やその周辺の皮下組織の血流が悪くなり痛みを伴います。

どんなときにお尻に『床ずれ』ができるのでしょう。

  1. お尻に圧力が長時間かかる
  2. 皮膚が乾燥し弱くなっている
  3. 皮膚が弱っている状態で、皮膚が摩擦する
  4. お尻が汚染しただれる
  5. 栄養状態が悪い・痩せている
  6. 拘縮がある

1.お尻に圧力が長時間かかる

皮膚に長時間の圧力がかかる『床ずれ』ですが、どんな姿勢のときにお尻に『床ずれ』ができるのでしょう。

 

寝たきりの方に多いお尻の『床ずれ』場所

  • 仰向けで寝る時  仙骨部
  • 横向きで寝る時  腸骨部・大転子部(足の付け根)

座っているときに多いお尻の『床ずれ』場所

  • 足を伸ばして座る時  仙骨部・座骨・尾骨(尾てい骨)
  • 椅子に座っている時  座骨・尾骨(尾てい骨)

画像引用元:josei-bigku.jp

 

2.皮膚が乾燥して弱くなっている

高齢者の皮膚は、乾燥によって皮脂の機能が低下しバリア―が作りづらくなったり、皮膚をつくるサイクルが遅くなり、薄くなることで弱くなります。

高齢者の皮膚乾燥のトラブル

 

3.皮膚が弱くなっている状態で、皮膚が摩擦する

皮膚が弱く薄くなっていることで、ちょっとした摩擦で皮膚がはがれてしまいます。

 

4.お尻が汚染している

おむつの中が汚染した状態は、菌が繁殖しやすくただれの原因になります。

 

5.栄養状態が悪い・痩せている

 皮膚の代謝を促進するためには、ビタミン類が必要です。

食事量が少ない時には、皮膚の代謝が悪く『床ずれ』をつくりやすくします。

 また、痩せていると脂肪がないために、お尻の骨の部分が突き出て布団やマットレスなどに、脂肪のクッションがない状態で触れるため一層血流が悪くなり『床ずれ』ができやすくなります。

食べられない時の栄養補給!高齢者の食欲不振に栄養補助食品を使う

 

6.拘縮がある

関節が固くなり体が思うように動かなくなると、寝返りがうまく出来なくなります。

それによって、体の同じ部分に圧力がかかり皮膚に『床ずれ』ができやすくなります。

拘縮の介護 注意点を3つ紹介

 

お尻の『床ずれ』 予防策に用具を活用する

お尻の『床ずれ』には、毎日のケアで予防することができます。

そして、毎日のケアを軽減するのが介護用品です。

介護用品を活用して、ストレスの少ない介護で支援しましょう。

具体的な予防策

  • お尻に圧力が長時間かかる(体の向きを変える)
  • 皮膚が乾燥し弱くなっている(クリームで保湿する)
  • 皮膚が弱っている状態で、皮膚が摩擦する(こすらない)
  • お尻が汚染しただれる(清潔にする)
  • 栄養状態が悪い・痩せている(ビタミン類を多くとる)
  • 拘縮がある(クッションなどでポジショニング)

 

介護用品を使い予防する

お尻の『床ずれ』をつくらないための介護用品には、次のようなものがあります。

1.エアークッション

おすすめなのがエアークッション。

体の動きに合わせてお尻の体圧を分散します。

めまいのある方には、フワフワした感じがするので不向きかもしれません。

 

 

2.低反発クッション

体圧がお尻全体に分散される、低反発クッションもおすすめです。

お尻に柔らかい感覚があり、使い心地がよい品です。

体圧を分散しますが、長時間座りっぱなしにならないようにしましょう。

 

 

3.体位交換クッション

体位交換をするためのクッションは、三角型が使いやすいです。

バスタオルを2.3枚重ねて丸めると、クッションの代用としても使えます。

 

 

4.エアーマットレス(介護保険が適用)

体圧を分散するには、エアーマットレスが効果的です。

近年のものは、体位交換が体に無理なく行うような工夫がされていて、上半身をあげたときに、お尻のマットがつぶれない工夫もされています。

介護保険のレンタルが可能で、月額5,000円~10,000円程度です。

 

 

5.汚染のための用品

防水シートをお尻の下に引いておくと、汚染したときにマットレスや布団を汚さずに交換できます。

汚染が頻繁にあるときは、使い捨ても便利です。

 

 

6.撥水クリーム

病院の講習会で試供品として頂いたことがある「セキューラ」。

保湿ローションで、肌にべたつきません。

介護施設で多く使われるのが白色ワセリン。

多少べた付きはありますが、価格が手ごろでタップリ使えます。

 

  

さいごに

お尻が赤くなって『床ずれかな?』と思ったら、原因を考えながら次のことに気をつけましょう。

  • お尻に圧力が長時間かかる(体の向きを変える)
  • 皮膚が乾燥し弱くなっている(クリームで保湿する)
  • 皮膚が弱っている状態で、皮膚が摩擦する(こすらない)
  • お尻が汚染しただれる(清潔にする)
  • 栄養状態が悪い・痩せている(ビタミン類を多くとる)
  • 拘縮がある(クッションなどでポジショニング)

悪化しないうちに、医師に相談しましょう。

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