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高齢者の便秘 効果があるお腹マッサージの方法

お腹が痛い高齢者高齢者の特徴
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高齢になると食事や水分の摂取量が減るため、便が硬くなり出にくくなったりします。また、加齢によって筋肉が衰えると、直腸や肛門の筋肉を緩ませて排便を促すことが難しく便秘になります。このような便秘の症状を改善する方法に、お腹をマッサージしたり温める方法があります。高齢者にもやさしいマッサージやお腹の温め方を見ていきましょう。

お腹マッサージ と温罨法

介護家族
介護家族

おばあちゃん、
お通じがなくて薬を飲むと下痢が続いちゃうの。
何かいい方法はないかしら?

友達介護士
友達介護士

施設でやっている方法を、
試してみたらどうかしら!

高齢者の方で便が硬くて排便がない。
薬を飲むと下痢が続いてしまう。

そんな高齢者におすすめのマッサージの方法と、排便に効果的な温罨法(おんあんぽう)をご紹介します。

お腹マッサージ 手順

高齢者の方にあお向けの状態で寝てもらい、人差し指から薬指の4本の指でおへそを中心に「の」の字を書くように、右回りでやさしく押していきます。

  1. 右わき腹の下の盲腸があるあたりから始め、右の肋骨の下まで進みます。
  2. 次におへその少し上あたりを通過しながら、左の肋骨の下まで進みます。
  3. そして、左の腰骨のあたりまで進みます
  4. 次におへその下あたりを下に向けて押していきます

便が停滞しやすいのは、主に左側のあたりです。

お腹マッサージ方法

一般的に「の」の字のマッサージが多いのですが、それに加えて右から左へ手の平と4本の指を使い、小刻みに揺らしながら進むという方法を行います。

「の」の字マッサージと、横へ移動するマッサージを交互に行います。

「の」の字マッサージ  1回
横へ移動するマッサージ 3回

起床してトイレへ行ったときに、下腹部を押すとさらに便が移動します。

肛門の周りを触り硬くなっているようだと、便が下りてきています。

お腹に力が入りにくいようなら、肛門の周りを押してみます

下腹部を押し肛門の周りを押す動作を繰り返すうち、排便できることが多いです。

温罨法をあわせて行う

温罨法とは、布などを使って局所を温めることです。

血管が拡張され循環がよくなります。

腸の運動を改善し排便を促す効果があると言われています。

湯たんぽや温タオルをあてる方法もありますが、火傷などの危険が少ないホットパックがおススメです。

レンジで温めるだけなので簡単です。

ホットパックをタオルに包んで、10分程腹部の上に置いておきます。ホットパックが直接肌に触れると火傷の可能性があるので注意しましょう。

タオル不要おすすめのホットパック

お腹マッサージ を行う時間帯や回数

排便がない場合、トイレで腹部のマッサージを行うこともありますが、腸の動きに合わせた時間帯などにも気をつけながら行いましょう。

お腹マッサージ を行う時間帯

就寝の時ベッドに横になってから行うのが一番効果的ですが、起床の30分前にこのマッサージを行うと起床した後の排便につながりやすいです。

腸の動きは、リラックスしている副交感神経が活発なときに動きます

副交感神経は、夜寝ているときに活発になるため、就寝のときにマッサージするのが一番効果的です。

就寝のタイミングを逃したときは、起床の前に行いましょう。

寝ている状態ですと、腸全体にマッサージが行えます。

お腹マッサージ を行う回数

30回程度が効率的ですが、ご本人が嫌がるようなら無理に行うのをやめます。

「の」の字にマッサージして、右から左に横にマッサージする手順で行う場合

ゆっくり30回行うと10分程度は必要です。

10分では長いかもしれないので、できる範囲で行っていきましょう。

お腹マッサージで注意すること

お腹を深く押してドクドクと動くところがあれば、動脈なのでその部分はマッサージしないでください。

発熱がある場合は、熱が下がってから行います。

腹痛や血便など、いつもと体調が違う場合も避けましょう。

お腹マッサージ の効果を上げる方法

高齢者のお腹マッサージを更に高める、運動や水分も重要です。

日常の中で、取り入れやすい方法をご紹介します。

日常で取り入れたい運動

マッサージを効果的にするために、「お腹を左右にねじる」そんな運動も取り入れていきます。

日常の動作には屈む起きるなどの上下の動作が多く、左右の動作は少ないものです。

顔を左右に動かすのではなく、上半身を左右にねじるように動かします。


さらに簡単な方法は、寝た状態で膝をたて、膝を左右に倒すと同様の効果があります。

歩くことも排便を促すために効果的です。

歩行が難しく運動量の少ない方には、車いすに乗っていただき、お散歩するのも方法です。

移動するときの振動で排便につなげることもできます。

水分で排便を促す

便秘の改善に、なくてはならないのが水分です。

水分を摂りたがらないときでも、朝の1杯の水を飲めることが多いので試してみてください。

少しの量しか飲んでもらえないときは、氷を入れた冷水がおすすめです。

30~50㎖でも飲める量から始めましょう。

まとめ

高齢になると食事や水分量が減り、排便が滞りやすくなります。
お腹に便が溜まった状態ですと、よけい食欲もなくなり悪循環。

下剤に頼ってばかりいると、腸は薬に慣れてしまい薬ばかり増やすことになります。


高齢者にやさしい腹部マッサージの方法は

人差し指から薬指の4本の指でおへそを中心に「の」の字を書くように、右回りでやさしく押す。

右から左へ手の平と4本の指を使い小刻みに揺らしながら進む。

「の」の字マッサージ  1回
横へ移動するマッサージ 3回 を1セット

30回程度、就寝か起床時に行うと効果的。


ホットパックを使うと腸の運動を改善排便を促すことができる。


運動と水分摂取を取り入れる。

お腹を左右にねじる運動・散歩

朝1杯の水(飲めないときは少量の氷水

腸を動かす薬はお腹にも痛みを伴いますから、出来るだけ毎日のケアで自然に排便できるように、お手伝いしていきましょう。

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