2019/8/15

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介護 お役立ち情報

『おばあちゃんレシピ』公開!グループホームで利用者さんに喜ばれる

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認知症型グループホームは、地域密着型の施設です。5~9人の少人数を対象に共同生活を営みます。食事は、介護士が作るところが多いものです。グループホームだからこそ、おばあちゃんの「あれ食いて~な」に答えることが出来ます。おばあちゃんに喜ばれるレシピを大公開!

おばあちゃんのレシピ

戦時中に親しんだレシピ

慣れ親しんだ すいとん

戦時中の食料事情の悪かったころ、頻繁に食卓に出たのがすいとん。

小麦粉に水を練り混ぜて、ちぎったり丸めて団子状態にしたものを汁の中に入れて出来があります。

現在は、汁の中にだしや肉類も入るので、味としては「親しんだ味」ではないようですが、大変よろこばれます。

スーパーには、すいとんの粉が売られています。小麦粉の他にもコーンスターチ・大豆粉末・山芋粉なども含まれ、現代用にアレンジされています。

やっぱり大好き イモ類

人気なのは、やはりイモ類です。さつま芋にレーズンを入れて、砂糖と醤油で煮るレシピも人気ですが、もっともシンプルな焼き芋類が皆さん大好き!

じゃがいもを収穫すると、大量の小イモも収穫できます。ポトフの中に入れてもおいしいのですが、おばあちゃんたちが大好きなのは塩味。

小イモをホクホクに蒸かして、塩をかけるだけ!こんなシンプル過ぎる小イモをおやつに出すと、好き嫌いの多い方でも喜んで食べて頂けます。

ただ、注意したいのは、イモ類やかぼちゃなどを「見たくもない」と言う方もいることです。

戦時中の食料事情の悪いころ、イモ類やかぼちゃだけを食べて育ったという方にとっては、一番食べたくない食品になることもあります。

戦後の節約レシピ

戦後から高度成長期を迎える日本では、食糧事情は一変します。

しかし、現在80歳代90歳代を迎える方々は、若いころを粗食で過ごされています。食品を捨てることなく、工夫して食卓に出してきました。

「あれ食いて~な」大根の葉の佃煮

グループホームでは、利用者さんと調理を行います。出来る方と「共に行う」のがコンセプトです。

大根を切って調理していた時に、葉っぱの部分を生ごみにポイと捨てるのを見た利用者さんが言いました。

「あれ食いて~なぁ」と言います。「大根の葉っぱを、少し湯がいてさ、ゴマ油で炒めて、砂糖・醤油で味付けするのさ」「食いて~なぁ」と言うのです。

2日後、また大根の献立があったので、調理担当者にお願いして作ってもらいました。

その利用者さん、よぼど食べたかったのか「うめぇ~」「うめぇ~」と召し上がってくださいました。

「甘いんだよ」ほうれん草の根元お浸し

ほうれん草の根元部分は、土が入り込んでいるために、少し長めに切って捨てます。

その様子をジ~ッと見ていた利用者さん。「あんた、それ捨てんの!」と言うのです。「土入ってて洗うの大変だもの」と答えると、「寄こしな!」と取り上げて、洗い出します。

「私が食べるから、湯がいてけろ!」と言われ、お言葉通りに湯がいてみました。「あんたなぁ、ここが一番甘いんだどぉ!」と言いながら、少し醤油をかけて瞬く間に食べてしましました。

捨てる部分でもあるため他の利用者さんには提供しづらいものです。ほうれん草の調理があると、こっそりその利用者さんを呼んで、2人でコソコソ台所で食べたりしています。

「うめなぁ」「甘いね」と言いながら・・。

「これさ!これ!」魚のアラや血合いはうま過ぎる

スーパーなどでは、商品棚の上のあまり人目に触れない部分に、ひっそりと置かれているのがアラや血合いです。

価格は安価なのですが、商品としては捨てる部分。血合いなどは色も黒っぽくおいしそうには見えませんし、グループホームでも、メニューになることがありません。

利用者さんが、「マグロの血合いを焼き肉のたれにつけてさぁ」「片栗粉をつけてあげるとうまいんだよぉ」と言います。

スーパーで見かけたので、作ってみました。焼き肉のたれが付いているせいか、一瞬「お肉かな?」と思えます。

教えてくださった利用者さんは大喜び!「これさ!これ!」と言いながら、随分召し上がっていました。食べ過ぎて、その日は胃もたれしていたようですか・・

特別なレシピ

海の見えるレストラン

以前、お誕生日に海の見えるレストランに行ったことがありました。車いすを使い入店するので、事前に確認をしたのを覚えています。

お誕生日なので、スポンジケーキにしたいところですが、飲み込みづらい利用者さんだったのでムースだけを店員さんに持って来てもらい、その中から選んでいただきました。

施設などでは、コップも壊れにくいものを使いますが、レストランではワイングラスのようなオシャレなグラスで、飲み物が出されます。

利用者さんのテンションが上がりっぱなしだったので、特別な日はオシャレにしたいなと思ったものです。

かぼちゃのクリームで、レストラン気分

レストランに行くことが出来なくても、工夫はできます。

室内装飾をして、テーブルにはお花(造花ですが)を置くと同じフロアでも雰囲気がカラリと変わります。

この日のケーキはホットケーキを炊飯器で焼いて、小さめに四角く切り積み上げてみました。

ホットケーキは、食べやすいようにバナナや山芋を少しいれて、しっとりしたケーキに仕上げます。

かぼちゃのクリームは、甘く煮たかぼちゃに牛乳を入れて柔らかくして絞り器にいれます。デコレーション用のかぼちゃクリームはケーキではなく、お皿に飾りました。

個々のお皿に、かぼちゃのクリームで円を描き、その中に積み上げたケーキを取り分けて行きます。

白いお皿に、オレンジ色のかぼちゃのクリームのコントラストがきれいです。とても喜んでいただけました。

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まとめ

慣れ親しんだレシピや特別なレシピを、食事の中に取り入れることで利用者さんの食欲が出たりします。

お菓子などのおやつは食べるけど、食事は食べてもらえないと悩むことのありますが、糖尿病などの病気がない限り、好きな物を食べて頂いていいと思います。

利用者さんにとって、食べることは楽しみの一つです。利用者さんの笑顔を引き出すケアが、できるといいですね。

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