2019/8/15

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認知症の症状

認知症 数値目標!70代の発症を10年間で1歳遅らせる?

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2019年6月のニュースで、認知症基本法「予防数値目標を取りやめ」の報道がありましたが、何の目標?何の数値?と思う方の疑問にお答えします。認知症 数値目標!70代の発症を10年間で1歳遅らせる?の疑問を解決。

ニュースで「認知症予防」の数値目標を取りやめるって聞いたけど・・どういうことかしら?

認知症で70代の発症を10年間で1歳遅らせる!とかって話だったわよね・・それもよくわからないけど・・

こんな疑問にお答えします。

認知症 数値目標!70代の発症を10年間で1歳遅らせる?

介護保険で取り組みが難しかった認知症ケア。

政府が「認知症基本法」として、理念や政策に取り組み始めています。

大きな柱は、「予防」や「共生」。

その「予防」に関する数値目標として「70代の発症を10年間で1歳遅らせる」目標が掲げられました。

この数値目標が「科学的根拠がない」「予防重視が強調される」などの反発を受けて、取りやめとなったことが報道されたのです。

認知症の数値目標 そもそも どういうこと?

認知症の有病率は発症率だけでなく、発症から亡くなるまでの期間にも影響を受ける

「認知症施策推進のための有識者会議」の資料より

簡単にいうと、寿命が延びることで認知症を持っている人が増えるということですね。

 

そこで予防の取り組みをすることで、70代の発症を10年間で1歳遅らせると

70~74 歳における 2018 年有病率 3.6%を 3.4%に

75~79 歳における有病率 10.4%を 9.8%に 2024 年までに低下させる

というぐらい、認知症に罹っている人が少なくなるという目標だったのですね。

 

運動をしたり交流する場に出ることで、予防につながる可能性はありますが、「予防できる」という確かな根拠は、今のところないわけです。

また、数値を目標化することで「予防」に重点がおかれ、現在認知症の方の施策が手薄になるのではないか、という反発が多かったということです。

認知症の数値目標だけじゃない

今後の認知症に関する政府の取組み(案)では、

1.普及啓発・本人発信支援
2.予防
3.医療・ケア・介護サービス・介護者への支援
4.認知症バリアフリーの推進・若年性認知症の人の支援・社会参加支援
5.研究開発・産業促進・国際展開

の5つの柱に沿って施策を推進する。

その際、これらの施策は全て認知症の人の視点に立って、認知症の人やその家族の意見を踏まえて推進することを基本とする。

となっています。

予防だけではなく、バリアフリーの推進や家族支援の施策もあるようです。

認知症の数値目標で、置き去りにされる当事者

「認知症施策推進のための有識者会議」の構成員は大臣ばかりで、認知症当事者は含まれていないんですよ。

これじゃ「えっ?だれの法律になるの?」と言うことになってしまいます。

認知症の当事者や家族の意見を吸い上げていれば、発表した数値を取り消すなってことはなかったのでしょうね。

財政や選挙の関係もあるのでしょうけれど、認知症の基本法なので、当事者たちを置き去りにしない法律にしていただきたいです。

取り組みの中に「本人発信支援」とありますが、当事者の方が発信できる支援を増やしていただけると、当事者の方の心境を知ることができます。

若年性認知症の当事者で、丹野智文さんがいらっしゃいますが、仙台のコミュニティセンターでも講演されていました。

現在、幅広く活躍されている丹野さんは39歳で認知症を発症し、その後5.6年が経過しています。

会社勤めや社会貢献されている様子をみると、環境が大切だなあと思います。

その時の講演の様子を記事にしています。

認知症 『環境の大切さ』とは人とのつながり

この認知症の基本法が、認知症の方たちありきの法律になって欲しいものです。

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