2019/8/15

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介護士アラカルト

感染症対策 正しい理解ができていますか?

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感染症対策

厚生労働省による『高齢者介護施設における感染対策マニュアル』というものがあります。介護に従事する場合、一度は目を通しておきたいものです。感染を予防するためには「1ケア1手洗い」が必要とされています。基本的な感染対策について確認してみましょう。

手袋の着用と交換について

なぜ手袋を着用するのか?基本的な考えは感染を予防するためです。どんな時に着用するか?人の血液・体液・分泌物・嘔吐物・排泄物などに触れるときです。

してはいけないことは?汚染した手袋を着用したまま、他のケアを続けないこと。注意すべきことは?手袋を外したときは、必ず石鹸と流水で手洗いすること。他にも細かく記載されていますので、機会があらば閲覧してみてください。

基本的な考え方

介護施設では、個人に合わせた排泄の介助もありますが、定時に排泄誘導することがほとんどです。この時、利用者さんごとに手袋を交換するというのが『汚染した手袋を着用したまま、他のケアを続けないこと』ですが、職員のみなさんは実行できているでしょうか?

実行している、やっているという方も、それは100%ではありませんね。こっちの利用者さんの排泄介助中に、あっちの利用者さんがトイレに入る。拭き取りが不十分なので、どちらも介助しなければならない・・そんな時、手袋を交換せずに介助していませんか?

これは基本的な考え方なので、カンペキにこなしなさい!ということではありませんね。場合によっては、出来ないこともあります。

「基本、手袋してません!」

介護施設では、手袋や手拭きのための紙は、必要な消耗品です。しかし、通常より経費がかさむと、事務所から「手袋の消費が多いのはなぜですか?」と話が来るわけです。なぜかと言えば、そのような介助が増えたからなのですが、職員の間で論議が持ち上がります。

「手袋使うなってこと?」の話から、「基本、尿汚染の時は手袋してないよ!」という職員がいました。「えっ!今なんて言った?」心の中でつぶやきながら、その必要性を考えずにケアする職員がいることに、驚きです。

事務所では使うなとは言っていませんね。「なぜか?」と聞いているのです。手袋の使用が多くなるのは、便汚染の時です。便汚染で手袋が汚染した場合、1ケアの間でも交換が必要なことがあります。

考えるべきは、汚染せずに排泄する方法です。排泄の間隔を把握したり、下剤の調整をする必要があります。尿汚染もりっぱな感染源になりますから、手袋の着用は必要です。

口腔ケアの時の手袋

「口腔ケアも汚れてなければ、使わないのに!」と職員の言葉が続きました。この言葉を解釈すると「入れ歯が汚れていなければ使わない」となります。いやはや・・口腔ケアで使用するときの手袋の目的は、介護者の手についた菌を、利用者さんの口の中に、入れないためなのですが・・・。

新人教育の段階で、きちんとレクチャーされていない場合に、このような考え方になるのだろうと思います。

介護には根拠が必要

最初の段階で「そのケアがなぜ必要か?」ということを、教育された職員は幸運なのかもしれません。そして、教育を受けていない場合は、自分で学び取るしかないのです。介護の仕事をするとき、根拠がない介護は、自分本位の介助になってしまうのです。

この職員の場合「文句を言われた」と考えたようですが、『なぜそれが必要か?』を考えて仕事をしていると改善策も見つかるものですし、「文句を言われた」とは考えません。

感染予防に関して徹底すると、きりがありませんから、折り合いをつけて仕事をするようにしています。あなたはどうでしょうか?

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