2019/8/15

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介護 お役立ち情報

介護士の魔法の言葉 利用者さんに笑顔が戻る声掛けを紹介

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認知症の方を介護すると、拒否があって介護士は困ることがあります。そんなときに掛けたい声掛けの方法をご紹介します。一般的な声掛けではないですが、効果のある方法です。困っている介護士さんは、ぜひ試してみて下さい。

不安な気持ちにかける魔法の言葉

「死にたい」と言われたとき

高齢になると、自分で思うように出来ないことが増えていきます。それに加えて、身体的に疲れやすく痛みを感じることも増えるのです。

「人の役にたたない」「体が思うように動かない」このような状態になると、「死にたい」という言葉が出ているように思います。

緑内障で視力がかなり低下している利用者さんがいました。耳は遠く聞き取りづらい状態です。

食事をしても、見えづらいためなのか気力がないためなのか食べこぼしが多く、ご自分で食べることがままなりません。

早くお父さん(他界されたご主人)の所へ行きたい」ということが多くなりました。

そんな時、介護士が掛けた言葉です。

心配しないでください。必ずその時はやってきます。だから、それまで一緒に頑張りましょう

一般に「頑張って」という言葉は、良くない禁句として扱われます。頑張っているのにどうにまならないから、悩んでいるのです。

介護士が言葉に込めたメッセージは、「終わりはあること」「一人ではないということ」です。

いつもは表情がない利用者さんでしたが、ニッコリとほほ笑んで「親切にありがとう」と話されました。

「殺してください」と言われたとき

認知症の方は、体調が思わしくないときに混乱し始めます。だるいのか、苦しいのかご自分でもうまく表現できないようです。

そんな時、「もうこの世にいてもしょうがないの!殺しちゃってください」と言われた利用者さんがいました。

そんな時、介護士が掛けた言葉です。

分かりました。方法は2つあります。飛び降りて死ぬか、包丁でブスッと刺されて死ぬ方法です。

「しかし、残念ながらここに2階はありませんので、飛び降りては死ねません」

「刺されて死ぬしかありませんが、残念ながら今ある包丁は刃こぼれしていて、刺されると大変痛い状態です。どうなさいますか?」

それを聞いた利用者さんは、しばらく考えていましたが「痛いわよね」と言ってから「じゃぁ今度にするわ」「痛いのはいやですもの」と、苦笑いしていました。

介護士が言葉に込めたメッセージは、「終わりにすることができること」「しかし、それは今以上に苦しいこと」です。

この会話を聞いていた他の介護士は、目を丸くして聞いていました。そんなことに同意して、「じゃぁお願いします」ということにも成り得るからです。

今の苦しい状況を分かって欲しい」そんな気持ちが利用者さんにはあるのだと思います。

こだわりへの魔法の言葉

「○○して欲しい」要求がエスカレートしたとき

こだわりの多い方は、要求が多くなります。「あれして欲しい、これして欲しい」と要求を募ります。

90歳を超え体重は32Kgほどの女性の利用者さんがいます。高齢で思うように体が動かず、痩せているために座っていても寝ていても、すぐに骨の突き出たようなところが、赤くなり痛みます。

耐圧分散用のクッションを使ってもすぐに痛みがあり、湿布の塗り薬を何度も要求します。夜間に寝ているときは、よけいに気になるようでした。

夜間の巡視に、少しでも遅れるとコールがなります。そして、薬をぬってほしいと訴えるのです。

そんな時、介護士が掛けた言葉です。

体中に薬を塗った後「他に塗るところはないですか?」と尋ねます。それを、巡視のたびに繰り返しました。

そして、何回か続けると利用者さんは「もう、塗ったものね」とフフッと笑いながら話され要求はなくなります。

一般に、こだわりの強い方の要求を聞き入れると、さらに要求が増えると言います。

場合にもよるのでしょうが、ご自分の気が済むまで望みを叶えられると、要求は別なことへと移行しながら、無くなっていくのだと思います。

気に入らない職員がいるときのこだわり

気に入らない人へのこだわりは、解消が難しように思います。気に入らない相手に、「ここが嫌だから止めて欲しい」と言えないためかもしれません。

利用者さんが気に入らない人の話をしたとき、こだわりの人の気持ちを汲んで、「そうなの?」と聞きますが、同意はしません。そして、否定もしません

事実だけを受け入れます。そして、出来るだけ双方の距離を離すことです。

拒否があるときの魔法の言葉

「自分で出来ます」と言われたとき

認知症が進行すると、判断力が低下して今までと同じように出来ると思いがちです。

膝に拘縮がはじまり、足をピンと伸ばすことが難しくなった利用者さんがいます。ご自分では、しっかり立って歩けると思われているようです。

しかし、膝が固まりはじめ手すりにつかまり立つのがやっとで、介助なしではとても危険な状態です。

トイレへ案内すると、手すりにつかまっても車いすから便座への移乗が難しいのです。介護士が急がせると拒否がはじまります。「自分で出来ます」といって介助を拒みます。

そんな時、介護士が掛けた言葉です。

分かりました。それでは、お願いします」と言ってその場を離れます。もちろん危険が伴いますので、トイレの戸口でそっと様子をうかがいながら待つのです。

はじめは、車いすから便座に移るよう試みていますが、出来ないとあきらめるうち、ご自分が何をするつもりなのか忘れてしまうようです。見計らって介助をすると、すんなり受け入れていただけます。

介護士が言葉に込めたメッセージは、「あなたのペースにあわせます」ということです。

介助者が急がせることは、介護拒否につながるのだと思います。利用者さんのペースで行うことが、重要であることが分かります。

まとめ

介護士の魔法の言葉とは、利用者さんに宛てたメッセージが込められているということなのです。

介助の声掛けに「早く終わらせたい」という介護士の気持ちが入っていると、利用者さんは敏感に感じてしまうのだと思います。

そんなのメンドクサイと思っていると、利用者さんの笑顔はなかなか見られまいかもしれません。

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