2019/8/15

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介護士アラカルト

介護で利用者さんのわがままにイライラするとき

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介護の仕事をしていると、利用者さんのわがままにイラっとすることが多いものです。そして、利用者さんのわがままにイライラしているときは、仕事が上手くいかなくなったりして、いつまでもモヤモヤが消えません。そんなあなたに気持ちが楽になる方法をご紹介します。

利用者さんのわがまま

こんな『わがまま』がある(# ゚Д゚)

帰宅願望などの『わがまま』

70歳代の男性利用者さん。認知症があり今でも現役で仕事をしていると思っています。朝食が終わって一段落すると「仕事に行かなきゃならない」と言いフロアを歩きはじめます。職員が話を傾聴している間は落ち着いていますが、一人になると玄関に向かい、単独で外出してしまうこともあります。

80歳代の女性の利用者さん。主婦と公務員の仕事を両立させていました。認知症があり、夕方になると「家に帰らなきゃぁ、子供が待っていますから」と落ち着かなくなります。話を聞いても座っていることができず「邪魔すんな!」と怒り出してしまいます。

弱視の『わがまま』

緑内障のある80歳代の女性の利用者さん。人の動作を見て真似をする程度の視力はありますが「見えません!真っ暗です」と話します。食事は「見えないので食べられません」というものの、好きなおやつは自分で食べられます。

要求の多い『わがまま』

90歳代の女性の利用者さん。他の人と同じにしないと気が済みません。隣席の人が食事を残すと、自分も残すと言います。「もう一口ぐらいですから、食べてしまいましょう」というと、「なんで私は残しちゃいけないの」と言い始めます。

同じことを言う『わがまま』

90歳代の女性の利用者さん。認知症があり同じ話を何度も繰り返します。「ここはどこですか?」「私はどうしてここにいるの?」「返してください、母が待っていますから」と、返答しても同じ話を繰り返すうち怒鳴り出します。

難聴者の『わがまま』

90歳の男性の利用者さん。話しかけても全く関係ない答えが返ってきます。「食事の時間になりました」と声をかけると、「私の書類はどこにいったかな」とちぐはくな返答ばかりで会話が成立しません。行動を促せずイライラします。

暴言暴力の『わがまま』

80歳代の女性の利用者さん。認知症があり、排泄や歯磨きを声掛けして了解を得たにも関わらず、ズボンを下げようとしたり口の中に歯磨きを入れて介助しようとすると、急に怒り出し介護職員を叩いたりつねったりします。

90歳代の男性の利用者さん。認知症があり、食事が終わると重いテーブルを一人で引きずり歩き始めます。他の利用者さんがそれを見て落ち着かなくなりますが、そんなことはお構いなくテーブルを動かします。止めようとすると怒鳴ったりします。

『わがまま』その目的はなんなんだ⁉

人は何かの目的があって行動をするものです。
なぜそのような行動をするのかを考えることも必要ですが、その行動の目的は何かを考えてみましょう。

なぜそのような行動をするのかは、「忘れてしますから」「淋しいから」「体調が悪いから」「眠いから」「嫌な思いをしたから」などいくつも理由があるわけです。

そして、行動には「願いをかなえて欲しい」「注目してもらいたい」などの目的があります。

理由がいくつもあることに対し、目的は一つということになります。
ですから、何度対応してもご本人の目的が達成できるまで、このような行動が続きます。

介護でイライラするとき

神様のようにはなれない

弱視や難聴、または認知症の症状があり、介護者を困らせる利用者さんのわがままと思える行動ですが、病気によるものだとわかっていても、ついイライラしてしまいます。

わがままと思える行動をだめなものだと考えてしまうと、その行動は困り事となり介護者のイライラとなってしまいます。

利用者さんもヒトなら、介護者もヒトです。
人間は神様のように完全なものではありませんから、不完全で当然なのです。

その『わがまま』にアプローチしてみる

利用者さんも介護者も同じ人間で、不完全なもの同士ですが、介護者である私たちは介護を仕事としています。

イライラという感情が先にたってしまうと、解決の糸口が探せなくなります。

利用者さんのためにと思うと、感情が抑えられなくなりますから、そんなときは自分のためにアプローチすることを考えましょう。

利用者さんのわがままと思える行動がなくなると、介護者のイライラはなくなります。

気持ちが楽になる方法

『わがまま』その目的は何か?

利用者さんのわがままと思える行動は、目的を達成するための手段です。
ですから、そのわがままな行動をしなくても、目的を達成できる方法を考えてみましょう。

例えば、帰宅願望がある方が落ち着かなくなった場合、それは「我が子が待っている」からかもしれませんし、「仕事に行くため」かもしれません。

しかし、その目的は「淋し思いを紛らすため」「排便を知らせるため」「何かをしていたい」という欲求を満たす目的があります。

淋しいのであれば共に行動し、排便を知らせているのであればトイレに案内し、何かをしたいのであればできる仕事を見つけてしてもらうといいでしょう。

目的の共感から始まる適切な方法

どんな目的があるのかを探すためには、共感することから始めるのが遠いようで近道になります。

利用者さんをよく観察しましょう。
そして、イメージを膨らませてどんな目的があるのかを、探ってみましょう。

さいごに

利用者さんの同じ行動でも、イライラするときとしないときがあったり、また介護者によっても感じ方に違いがあります。

深く考えすぎてもイライラの原因になりますから、まずは介護者自身の体調や心理状態を落ち着かせる必要があるのかもしれません。

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