
遠方に住む親に病院の付き添いが急に必要になった。スポットで通院の付き添いをしてもらいたいけど代行の料金が気になる、そんなことはありませんか。まだ介護申請をしていないときなど、どこに相談したらよいのでしょう。急に病院の付き添いが必要になった時の相談先や代行料金などをご紹介します。
病院の付き添いの代行料金
実家の母が手術することになったの。私、義父母の介護あるから急に行けないわ。
実家のお母さん、確か一人暮らしよね。
介護認定を受けていない場合で、突然に病院の付き添いが必要になった時は、家政婦紹介所を利用する方法があります。
気になるのがその料金ですね。
地域や事業所によって格差がありますが、おおまかな金額を知っておくと、いざという時に役に立ちますのでご紹介します。
料金体制の内容
- 家政婦さんへの賃金
- 紹介所の手数料(事務費+紹介料)
- 交通費
料金は地域や事業所によってかなり格差があります。
通院の場合
家政婦さんへの賃金の相場は、1時間あたり2,000円~3,000円程度。
紹介所への支払は、1回につき1,000円~1,500円程度。
この他に交通費が必要です。
例えば、総合病院への通院で5時間程度が必要な場合を考えてみます。
- 賃金 2,000円×5時間 10,000円程度
- 紹介料 1回 1,000円程度
- 交通費
ざっくりと概算すると1回5時間の通院の場合は、11,000円程度(他に交通費)考えておく必要があります。
入院の場合
家政婦さんへの賃金の相場は、1日あたり10,000円~18,000円程度。
紹介所への支払は、1回につき1,000円~1,500円程度。
この他に交通費が必要です。
例えば、5日間24時間の付き添い場合を考えてみると
- 賃金 10,000円×5日 50,000円程度
- 紹介料 5回 5,000円程度
- 交通費
概ね55,000円程度(他に交通費)は考えておく必要があります。
家政婦紹介所の探し方
インターネットで家政婦紹介所を調べてるけど、どこがいいのかしら。
私の実家の親の時は、よくわからないから地域包括支援センターに相談してみたのよ。
家政婦紹介所の料金は、地域や事業所によってかなり差があります。
遠方の親に家政婦紹介所を利用するとき、ネットで検索する方も多いと思います。
料金を正確に比較したなら、電話で確認するのもよいでしょう。
しかし、情報を整理したり比べる余裕のない方や迷ってしまう方は、親の住む地域包括支援センターに相談してみましょう。
病院内の付き添いが必要であることなどを伝え、家政婦紹介所を探していることを知らせると、何ヶ所か家政婦紹介所を聞くことが出来ます。
介護認定の申請をしてみる

病気やケガで介護が必要になった場合は、介護認定の申請をすることをおすすめします。
親が住む市町村の窓口へ直接申しみすることもできますし、遠方で申請に行くことが出来ないときは、地域包括センターに連絡してみましょう。
事情を説明すると近日中に保健師さんなどがご実家の方へ訪問にきて申請を代行してくれます。
介護保険で認定を受けたら、付き添いしてくれるのね。
残念ですが、原則は病院内は付き添いできないんです。
病院内の付き添いは、介護保険では原則適用されていません。
「病院の中は、病院の職員さんで対応してね」という仕組みになっています。
しかし、総合病院などでは病院内の付き添いは頼めませんね。
各市町村によっては、一人暮らしの高齢者や認知症を有する方など、ケアプランに必要性を記載していると、院内の付き添いを認めているところもあります。
また、院内の介助が必要な部分(車椅子を押す介助など)のみ認めているところあります。
「じゃぁ、待ち時間はどうなるの?」ということですが、待ち時間や診療している時間は、介護保険は適用されずその時間は自費でヘルパーさんに付き添ってもらうことになります。
じゃぁ、これからどうしたらいいのかしら。
介護認定が出来たら、まずはケアマネージャーに相談してみてください。
要支援2で病院の付き添いを頼む
介護認定が確定しても、介護タクシーの利用は要介護1~5までの方が利用できることになっています。
要支援1と要支援2の方は、「何とか自分で病院まで行けるよね」という扱いなので介護タクシーは使えません。
突然、通院が必要になって病院での付き添いが心配なときは、家政婦紹介所と契約を行っていた方が安心です。
まとめ
介護の申請を行っている方は、まずは担当のケアマネージャーさんに相談してみてください。
お住いの市町村によって、ある条件を満たしていると介護保険で対応できるところもあるからです。
まだ介護の申請をしていない方は、包括支援センターに連絡し相談してみましょう。
費用はかかりますが、家政婦紹介所を利用すると病院内の付き添いも対応してくれます。
どうしてもご家族が対応できない時には、選択肢の一つにすることが出来るので、参考にしてみてください。
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