2019/8/15

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高齢者の特徴

足がつるときの薬 芍薬甘草湯がこむら返りに効いた

投稿日:

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足がつると夜眠れなくなりますね。足が痛いと訴えていた高齢者に、芍薬甘草湯が処方されて、こむら返りに実際に効いた実話をご紹介します。足がつるときに一度ためして頂きたい漢方です。

【足がつる痛み】に効いた芍薬甘草湯の漢方薬

介護施設に入居中のAさん、女性で80歳の方が芍薬甘草湯を飲み始めて、『足がつる』という訴えがなくなったんです。

ご本人も職員たちも、処方された漢方に効果があるとは思えませんでした。

はじめは「痛み止めが処方されたらよかったのに・・」と皆が考えたほどです。

あぁ・・イタタ・・足がつって、眠れたもんじゃないよ!

湿布を貼っても良くならないわねぇ。今度、処方された漢方薬が効くといいんだけど・・

漢方薬の芍薬甘草湯を飲み始めましたが、数日はさっぱり効果がないようでした。

あの藪医者、さっぱり効かない薬よこして・・年寄りだと思ってバカにしてんだ!まったく!!

痛みのせいなのか、夜間トイレに起きてくるときは、とても苛立っていました。

しかし、変化が現れたのは芍薬甘草湯を飲み始めて10日目頃からです。

夜間帯にぐっすり寝ている時間が増えていました。

Aさん、最近足の痛みはどうですか?

それがねぇ。足がつらなくなってきたんだよ!もう、湿布はいらないからね。

夜間に3回ほどトイレに起きてきていますが、足の痛みがなくなって、苛立つ様子がなくなりました。

あんなに痛がっていた『足のつり』がなくなって、本当によかったです。

突然のこむら返りの対処法

介護施設で夜間帯に「こむら返り」を発見すると、介護士は動揺してしまいます。

とても痛そうなので、大病ではないかと思える時もあるからです。

こんなときには、とりあえず足のつま先を手前にゆっくり引き寄せて、ふくらはぎの筋肉を伸ばしてみます。

とても痛がるので、ふくらはぎをさすりながらつま先を引き寄せます。

突然の痛みの対処法は、この方法が一番効果的です。

強い痛みがなくなったら、ホットパックでふくらはぎを温めて、少し足を上げておきます。

足のつりが治ると、痛みはなくなりますよ。

  • 足のつま先を手前にゆっくり引き寄せる
  • ふくらはぎをさする
  • ホットパックなどでふくらはぎを温める
  • 少し足を上げる

足がつる こむら返りの痛みの症状

(画像:シャクヤク)

平安の時代から「ふくらはぎ」のことを「腓(こむら)」といい、こむら返りという症状が記述されています。

ふくらはぎがつって痛むことを「こむら返り」といいますね。

高齢になると症状が出はじめます。

若い方では運動中に「こむら返り」を起こすことがありますが、高齢者の場合は、寝ているときに急に痛み出します。

足の筋肉が突然、けいれんを起こしつぱったまま動かすことができません。

痛みが数分で治まることもありますが、毎日のように繰り返し慢性的になることもあります。

  • 高齢になると症状がでやすい
  • 高齢者の場合、寝ているときに痛みだす
  • 足がけいれんして、つっぱって戻しにくい
  • 数分で治まることもあるが、慢性になることもある
  • 慢性化すると痛みで夜に眠れなくなる

足がつる その原因と対策法

(画像:甘草)

「 足がつる」という原因は、はっきりと解明はされていないそうです。

高齢者に多い原因と考えられていることには

  1. ナトリウムやカリウムなどの電解質の不足
  2. 水分不足
  3. 足の血流が悪い・体が冷える
  4. 筋力の低下
  5. 末梢神経の障害 など

 

高齢者は体に疲労物質を溜めやすい

高齢者は代謝が悪く、体に乳酸などの疲労物質を溜めやすくなります。

疲労物質は、末梢神経の興奮を抑えにくくしてしまい、けいれんを起こしてしまうようです。

 

Aさんに日常的に気をつけてもらったこと

夏場に多いと言われる「こむら返り」ですが、Aさんの場合は冬場でした。

介護施設では、室温を保つために各居室にもエアコンが設置されています。

Aさんはとても寒がりで、ご自分で設定温度を28度にしてしまいます。

こむら返りの症状がではじめたころ、皮膚のかゆみも訴えていました。

室温を下げることや綿の肌着をもう1枚着ること、夜に目が覚めたら水分を摂ることを声かけしました。

日中の体操には、ふくらはぎを動かす運動も加えました。

  • 室温を下げて乾燥を防ぐ
  • 水分量を増やす
  • 肌着を重ねて体を温める
  • ふくらはぎの体操をする

 

慢性化した『こむら返り』には変化がない

初期の段階で、これらの対応をするべきだったと反省していますが、慢性化した『こむら返り』には、劇的な変化はありませんでした。

『こむら返り』には、糖尿病や腎不全、甲状腺機能低下症、神経疾患などの病気が隠れていることもあるので、「一度検査をしましょう」ということになりました。

検査の結果、神経疾患が見つかりましたが、医師からは手術をすすめられることがなく、漢方薬が処方されたのです。

それが、芍薬甘草湯です。

こんなに効果があると思わなかったので、ご本人も驚いているぐらいです。

 

芍薬甘草湯という漢方薬

芍薬甘草湯は2種類(芍薬、甘草)の生薬で作られています。

芍薬

芍薬はボタン科のシャクヤクの根の部分です。

鎮痙、鎮痛、血流改善の作用があるとされています。

 

甘草

マメ科の多年草で長い根茎の部分です。

急な痛みを和らげる作用があります。

根には、砂糖の150~200倍ほどの甘味があります。

芍薬と甘草という生薬の相互作用で、筋肉の過剰な収縮で起こる『足のつり』を改善します。

注意事項

『足のこむら返り』に効果のある芍薬甘草湯なので、症状のある方には是非おすすめしたいのですが、禁忌があります。

  1. アルドステロン症の方
  2. ミオパチーのある方
  3. 低カリウム血症の方

これらの方には症状の悪化があるため、投与しないこととなっています。

また、1日1回量を就寝前に投与するか、頓服用として最小限にすべきとの注意書きもあります。

芍薬甘草湯を使ってみたいと思う方は、一度医師に相談してからにしましょう。

 

まとめ

足のつり、こむら返りの症状は

  • 高齢になると症状がでやすい
  • 高齢者の場合、寝ているときに痛みだす
  • 足がけいれんして、つっぱって戻しにくい
  • 数分で治まることもあるが、慢性になることもある
  • 慢性化すると痛みで夜に眠れなくなる

突然の痛みの対処法

  • 足のつま先を手前にゆっくり引き寄せる
  • ふくらはぎをさする
  • ホットパックなどでふくらはぎを温める
  • 少し足を上げる

足のつり、こむら返りの原因

  • ナトリウムやカリウムなどの電解質の不足
  • 水分不足
  • 足の血流が悪い・体が冷える
  • 筋力の低下
  • 末梢神経の障害 など

日常的な対策

  • 室温を下げて乾燥を防ぐ
  • 水分量を増やす
  • 肌着を重ねて体を温める
  • ふくらはぎの体操をする

高齢者の方で、足がつっぱるような『こむら返り』があるときの参考にしてください。

とても芍薬甘草湯が、『こむら返り』に効果があったのでご紹介しました。

 

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